
広島大学 生物生産学部 学部長 島田昌之 教授
「ブタ・ウシからは(哺乳類の)イルカは近いだろうとこれはもうすぐ出来るなと思ったが…」
島田教授はブタ・ウシ精子の生物学的な仕組みを詳細に解明し、精子の機能を高く維持できる新たな溶液の開発に成功。ブタの人工授精で、繁殖成績を安定してあげることを可能にしました。広島大学が特許を持つこの技術は、すでに日本の畜産業で広く実用化されています。この技術をイルカに応用しようというのが今回の共同研究です。
広島大学 生物生産学部 学部長 島田昌之 教授
「水族館と生物生産学部という畜産分野が合体することで、日本でイルカの人工繁殖をより普及していけるのではないかと。子ども達がイルカにふれあうことが出来る機会が増えるんじゃないかなと」
広島で生まれた最先端の研究が、全国の水族館が抱える課題解決の大きな一歩となるかが注目されます。