なぜ?「ナウル共和国」が駅名に

出水キャスター:
そして、2025年の夏から新たな駅名「ナウル共和国 笠上黒生(かさがみくろはえ)」が誕生しています。

この“ナウル共和国”とは一体何なのでしょうか?

実は日本から約5000キロ離れた島名で、今回、日本の銚子電鉄と命名権で契約することになっています。そのため、ナウル語で車内アナウンスを行っています。

この駅名に対して、乗客の皆さんの反応は…

乗客
「珍しいですね。知らなかったです。こんなとこがあるなんて」
「ラウル共和国??面白いですね。そうやってやった方がいいですね。ただの駅より。話題になればね」

出水キャスター:
なぜ5000キロ離れたナウル共和国と契約したのでしょうか?

岸谷蘭丸さん:
かなり面白いですね。「X」にナウル共和国の公式アカウントがあって、彼らならやりそうだなと思いました。

出水キャスター:
ナウル語の車内アナウンスでは「こんにちは。良い旅を」と言っています。ナウル語を知ってほしいという思いから、今回命名権のオファーがあったということです。

ナウル共和国は人口が約1万2000人、面積は21.1平方キロメートルで東京都品川区とほぼ同じという、非常に小さい島国です。

実は、命名権のきっかけは“ダサ広告”でした。

かつて銚子電鉄が開業120周年の広告を作る際に、予算が厳しいため「社員が1時間で作りました」と“ダサ広告”をあえて作ったところ、Xで話題になりました。

これを見たナウル共和国は、万博に向けた広告をオマージュする形で作りました。すると両者でSNSでのやり取りが進み、銚子電鉄の竹本勝紀社長がダメ元で命名権をお願いしたところ、「いいですよ」と快諾があったということです。

銚子電鉄 竹本勝紀社長
「その間にできるだけ多くの人にナウル共和国駅に来てほしい。また年内に駅舎にナウル共和国の友好記念館を作りたい

岸谷蘭丸さん:
とても前向きですね。

井上貴博キャスター:
銚子電鉄からしたら、命名権費が入って無料で広告も打てるので、ビジネスがうまいですよね。

==========
<プロフィール>
岸谷蘭丸さん
イタリア ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などを発信