山口県周南市の徳山動物園で23日、「ぞうさん堆肥」で栽培したナシとブドウが販売されました。

徳山動物園では2016年から、園内で飼育するゾウやシマウマなどのフンを発酵させて堆肥にしています。その名も「ぞうさん堆肥」です。

産業廃棄物として処理されるフンを活用することで、環境に優しい動物園を目指します。

周南市内の「日の出農園」では、202411月から「ぞうさん堆肥」を使ってナシとブドウを育てています。

日の出農園 藤村龍平園主
「土をふかふかにする効果が期待できるので、これからもずっと使い続けて土をよいものにしていきたい」

スリランカゾウのナマリーとミリンダも、おいしそうにブドウを食べていました。

徳山動物園 小濱奈由多さん
「環境に優しい、廃棄物をなるべく出さないとか、それをリサイクルして使うというような、循環型社会を目指せれば」

「ぞうさん堆肥」は動物園で購入することができます。