アメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)で行われている空母艦載機の模擬着艦訓練FCLPは22日、昼夜ともに予定終了時刻を超えました。

FCLPは滑走路を空母の甲板に見立て空母艦載機が離着陸を繰り返す訓練で激しい騒音を伴います。岩国市によると22日の昼の訓練は24分過ぎた午後4時54分に終了しました。

夜は予定より15分遅れて始まりました。予定終了時刻の午後9時45分を過ぎても上空を旋回する音が聞こえ、午後10時1分に終わりました。

岩国市のまとめによると22日のFCLPに関連する飛行は147回で、夜は一度に7機が上空にいる状態の時間帯もありました。

岩国市が設置した騒音測定器では滑走路北側の川口町で92.7デシベル、南側の尾津町で95.7デシベル、由宇町港で96.6デシベルを観測しています。

騒音への苦情は184件で、開始から4日間で648件となりました。