「リタイア後は岡山で過ごしてもいいのかな」

オダギリジョーさん(岡山県津山市出身)

(オダギリジョーさん)
「やっぱりここは自分が育った場所なんだな、みたいなものを感じるようになりましたね。若いときはもう全然…面白みのないところだなと思ってたんですよ。文化もメジャーなものしか入ってこないじゃないですか。すごくこだわりの強いインディーズみたいなものを見る機会もなかったし、そういう意味でもちょっと…物足りなさを感じてたんですけど、50近くになってくると、何となくリタイア後は岡山で過ごしてもいいのかもなという思いにはなってますね。不思議ですけど」

ー岡山でこういう生活を送りたいなみたいなリタイアした後に何か思い描いてることあるんですか?

(オダギリジョーさん)
「小中高の幼なじみとかがやっぱ多いじゃないですか。なんか彼らと過ごす時間って意外と面白いんですよね。いまだに。

やっぱり大人になってできる友達って少ないじゃないですか。なかなかね。できないし。なんかその頃にふと一瞬で戻れる感覚みたいなものも含めて、こっちでしか過ごせない時間というものがあるんだなと思うし、それが意外と面白いんだなと思えるようになってきたので、リアルに岡山に住む、住んでもいいなと思いますね」

ー岡山の皆さん、すごく楽しみに…喜ばれると思えますね。

(オダギリジョーさん)
「全然楽しみにはならないと思いますけども」

ー最後に岡山のファンの皆さんに一言いただいてもいいですか?

(オダギリジョーさん)
「劇場じゃないと面白くない作品なんですよ。家のパソコンとかテレビとかで見ても、まず音が再現できないので、劇場の5.1サラウンドで設定してあるので、劇場で見ないんだったらもう見ないでいいっていう、そのくらいの作品だと思っています」