北アルプスの奥穂高岳で22日、下山中に転倒してヘリコプターで救助された68歳の女性は、手の指を骨折する大けがだったことが分かりました。

救助されたのは、茨城県常陸太田市に住む68歳の無職の女性です。

松本警察署によりますと、女性は、22日午前、奥穂高岳の標高およそ2850メートルのザイテングラートで転倒してけがをしたもので、午前9時半前に県警のヘリコプターで救助され、松本市内の病院に搬送されました。

病院での検査の結果、女性は右手の指の骨を折るなどの大けがだったことが分かりました。

女性は、20日に3人パーティで松本市の上高地から入山し、22日は奥穂高岳から涸沢に向け下山していました。

ザイテングラートは、浮石や落石も多い急な坂で、滑落事故なども多く発生する難所の一つと言われています。