■演奏行為も土を耕すのと同じ

フルート奏者・建築家・畠中秀幸さん
「もう美しいですよね、もう荷重がかかって曲がってたりするんですけど、こういうのもすごくいいなと思って」


夢だったという、「農業」と「芸術」を掛け合わせた場所を目指しています。

フルート奏者・建築家・畠中秀幸さん
「演奏行為も農業をやる土を耕すのと同じ、人の心に訴えかけることは同じことだと思っていて、土を耕す、音を耕すみたいな話をしたら、一緒にここでアート活動したいっていう人が集まってくれた」


畠中さんと同じ夢を追いかける人がいます。

農家の永野諭さん(76)です。

D型倉庫の持ち主で、近くの畑で米や大豆などを栽培しています。

永野さんは、釧路市でサラリーマンとして働いていましたが、50歳の時に長沼町の自然に魅了され、農業を始めました。

農家・永野諭さん
「農業と音楽とか、すごく密接ですから。食は体を作ってくれる、あと心も作ってくれている。音楽は心を育ててくれる」