■音楽のチカラと、農業のチカラで人々を笑顔にしたい
この施設では、様々なアーティストによる企画が行われています。
この日は、地元や札幌市の親子が枝豆の収穫体験です。
9月6日。オープンの日を迎えました。
D型倉庫では、入念にリハーサルする畠中さんの姿がありました。
入り口には、地元でとれた野菜がたくさん。
ここでは、音楽などの芸術に触れながら、地元農家が作った野菜を対面で買うことができます。
訪れた人
「(音楽と農業を一緒に体験できる施設は?)初めて。そう来たかという感じで納得です」
農家・永野諭さん
「人が好きなのね。話しをして生き生きコミュニケーションをするのがすごく合っている」
「野菜を売るだけではなく、ものを介在して人とつながる。それが理想だし、夢ですね」
演奏を聴いた永野さんは…。

農家・永野諭さん
「(オープンが)やっとこの時期になった。約1年かかっていますから。1つの夢が叶いました。あとはどうやって運営していくか、楽しんでもらえるか」
訪れた人
「360度、音楽に包まれている感じがしてすごかった」
「室内だけど、自然の中で音楽聞いているような居心地のよさ」

フルート奏者・建築家・畠中秀幸さん
「きょう、客の反応がよかった。みんなニコニコしてくれてて、おもしろかったって」
長沼町に出来た1つの新たな施設。
農家、そしてアーティストの夢は、ここから成長していきます。
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