町に届けるラジオが復興の力に

災害情報などを広く発信しようと、町野町の住民が2025年7月に立ち上げたラジオ局「まちのラジオ」。真さんはパーソナリティーの1人です。参加するきっかけとなったのが、美紀さんでした。

中山真さん
「町民に情報をいち早く届けられるようにしたい。自分の命は自分で守るしかないんだと。また災害が起きてしまったときに、その意識を皆さんが持てるようにお伝えできたら」

真さんの声は町の人々にしっかりと届いています。

中山真さん
「(姉に)空の上でも聴いてもらいたいですよね。『今日の放送どうだった』って聞きたいです」

――なんて言われると思います?
「なんて言われるんだろうな、『まぁいいんじゃない』って言われるんじゃないかな。『まぁいいんじゃない』って」

13日に行われた町野町の花火大会。この日は町の住民だけでなく、町を離れた人や災害を機に町を知った人も集まりました。

喜入友浩キャスター
「花火はいかがでしたか」

女性
「感動しました」
「もやもやっとした気持ちがすっ飛んで、すっきりした。頑張れって後押しされているようで」

喜入友浩キャスター
「まもなく雨から1年ですけれども、1年振り返るといかがですか」

男性
「波瀾万丈やったね。復興はこれからやね」

豪雨からまもなく1年。街の人は、顔を上げて前に進んでいます。