世界陸上・東京大会。19日夜に、北海道が誇るやり投げの世界女王、北口榛花が登場します。

地元・旭川市で、高校時代にやり投げと出会い才能を開花させた北口は、これまで日本陸上界の歴史を何度も塗り替えてきました。

高校時代にやり投げ競技に出会う

 しかし、東京・国立競技場では、悔しい思い出もあります。

高校時代にやり投げ競技に出会う

 初めて出場した、東京オリンピックでは、決勝前にわき腹を痛めた影響もあり、12位で大会を終えました。

北口榛花(2021年当時)
「この日に勝負できる状態でなかったことがすごく悔しいし、次はもっと強くなって帰ってきます」

悔しさを糧に成長を続けた北口は、言葉通り、強くなって世界の舞台で飛躍します。

前回(2023年)の世界陸上・ブダペスト大会では、日本女子初となる金メダルを獲得。

さらに1年後のパリオリンピックでは、追われる立場の中、1投目で勝負を決める圧勝劇を魅せました。

地元・旭川市で凱旋パレードする北口榛花選手(2024年)

 そして今年。東京・国立競技場で、悲願の大会連覇を目指します。

世界が注目する大舞台で大輪の“北口スマイル”を見ることができるでしょうか。