台風発生数、9月中旬までに19個と多数に
2025年の台風発生数が9月19日現在で19個となり、9月中旬までの発生数としては過去10年では2018年に次いで多くなっていることがわかりました。
一方で、本土への台風接近数は9月までで5個と、過去10年平均とほぼ同程度にとどまっています。
今年の台風は、フィリピンの東海上から南シナ海で発生し、西へ進むものが多く見られました。本州付近に影響のない台風が多かった理由として、今夏は太平洋高気圧の勢力が強く、日本付近に台風が近づけないことが多かったためと考えられています。
例年、台風は8月から9月にかけて本州付近への接近が多く、10月になると大陸の冷たい空気の影響で台風は本州の南の海上を離れて通ることが一般的です。しかし今年は遅い時期まで太平洋高気圧の勢力が強いため、10月以降も本州付近に台風が接近する可能性があります。