食用と間違えやすい毒キノコ
(東洋産業 大野竜徳さん)
「毒キノコはたくさんありますが、ツキヨタケやクサウラベニタケなど、食用と間違えやすい毒キノコもよく見られます。
ツキヨタケ【画像③】は一見すると野生のシイタケにちょっと似ています。誤食すると食後30分〜2時間で激しい嘔吐と下痢が襲います」

「さらに厄介なのは、翌日以降になって症状が出るタイプの毒キノコ。
最初は軽い腹痛だけだからと油断しているうちに、肝臓や腎臓の障害が進み、手遅れになるケースもあります。
水分を一気にがぶ飲みしても症状は治まりません。むしろ症状が進むこともあるので、少量ずつ水分補給し、呼吸困難や意識障害、強い吐き気を感じたら迷わず119番通報を。
秋の自然は魅力的ですが、見た目だけでは安全かどうか分かりません。生兵法はけがのもと。
『よくわからないけど、ちょっとかじって確かめる』は絶対NGです」