愛媛県内の交通事故による死者数が、人口10万人あたり全国ワースト2位と深刻な事態となるなか「秋の全国交通安全運動」の出動式が行われました。

愛媛松山市の城山公園で行われた出動式には、県警の交通機動隊員らおよそ50人が参加し、まず、近藤裕行本部長が「重大事故に直結する悪質・危険な違反を重点として取り締まりを進めてほしい」と訓示しました。

このあと隊員は白バイやパトカーに乗り、早速、取り締まりへと出動しました。

県警によりますと、今年に入り9月17日までに県内では交通事故で33人が亡くなっていて、10万人あたりの死者数は全国ワースト2位となっています。

(愛媛県警交通機動隊 堀田大樹副隊長)
「皆さん自身が1人1人が交通事故を起こさない、交通事故に遭わないという強い意識を持っていただけたら」

秋の全国交通安全運動は9月21日から30日までで、歩行者の安全確保推進や「ながらスマホ・飲酒運転」の根絶のほか、来年度から青切符が導入されることも踏まえ、自転車の交通ルール周知にも力を入れることにしています。