2022年、北海道南部の森町で、ゴーカートが見物客に突っ込み、当時2歳の男の子が死亡した事故で、両親らが18日、イベントを主催した自動車販売会社などに対し、約1億3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
この事故は2022年9月、森町で開かれたイベントで、当時小学6年の女子児童が運転するゴーカートが見物客に突っ込み、当時2歳の男の子が死亡するなどしたものです。

代理人弁護士によりますと、男の子の両親らは、イベントを主催した函館市の自動車販売会社と運営を委託された千歳市の会社が安全配慮義務を怠ったとして、両社を相手取り慰謝料など約1億3000万円の損害賠償を求める訴えを18日に函館地裁に起こしました。


事故をめぐっては2024年2月、コースを囲むなどの措置を講じなかったなどとして、警察がイベントを主催した会社の男性会社員と運営を委託された会社の男性会社役員を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しています。

イベントを主催した会社は、HBCの取材に「改めてお悔やみ申し上げます。今後も誠心誠意対応していきたい」とコメントしました。
