国が全国の自治体に要請した下水道管の状態確認調査で、高知市では440メートルの下水道管で複数のひび割れが確認され、原則1年以内の対策が必要な「緊急度I」に判定されていることが分かりました。
国土交通省は2025年1月に発生した埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて下水道管の調査を各自治体に要請しました。17日に公表された調査結果によりますと高知県内で原則1年以内に対策が必要な「緊急度I」と判定されたのは高知市桟橋通2丁目から4丁目の下水道管440メートルです。市によりますと、この下水道管は50年以上前に造られたもので、複数のひび割れがあり、地下水が流れ込んでいたことも確認されたということです。市は早ければ11月にも下水道管の周りに空洞がないか調査し、残りの下水道管についても調査を進めて国に報告するとしています。
