バレーボールの世界一を決める戦い“世界バレー”。予選ラウンド最終戦で男子日本代表(世界ランク7位)はリビア(同75位)に3ー0のストレート勝利を収めた。既に予選敗退が決まっている日本だが、今季最後の代表戦を白星で飾った。
スタメンはキャプテンの石川祐希(29)、永露元稀(29)、宮浦健人(26)、佐藤駿一郎(25)、エバデダン ラリー(25)、髙橋藍(24)、リベロに小川智大(29)が起用された。
対戦相手は初対戦のリビア。第1セット、日本は10ー11と1点を追いかける展開から髙橋のスパイク、石川のフェイントでリードを奪う。セッター永露のトスワークから佐藤やラリーがクイック、宮浦もスパイクを決めると24ー20とセットポイントを迎えた。最後は髙橋が25得点目を挙げこのセットを制した。
第2セットは石川、佐藤のサービスエース、宮浦のスパイクで流れを掴んだ日本。リビアの身長200cmのオポジット、A.イクバイリ(28)の強烈なアタックに失点するも、髙橋の好レシーブから宮浦がスパイクで得点、ラリーのブロックポイントでリードを広げた。日本は終盤以降もリズムを崩さず、25ー17で2セット連取した。
セットカウント2ー0で迎えた第3セット、日本は序盤から石川の冷静なツーアタック、佐藤、宮浦のサービスエースで得点を重ねた。中盤に入ると髙橋のサービスエースも決まり16-7。ここでリビアはタイムアウトを取るも日本は試合の流れを渡すことなく、後は宮浦のサービスエースで締め25ー12。日本らしさを随所に発揮し、ストレート勝利を収めた。
試合後、キャプテンの石川は「予選突破できなかったですし、目標としていたところまではほど遠かったですけど、ここから強くなるしかないと改めて感じた世界バレーだった」と大会を振り返り、「今シーズンはこれでもう終わりですけど、また来シーズンもっと強くなって、戻ってきたいと思います」と前向きな姿勢を見せた。
※世界ランキングは試合開始前時点
【日本の得点(上位)】
宮浦 15点
石川 12点
髙橋 11点
【試合日程】
■予選ラウンド(日本はプールG)
9月13日(土)●0-3 トルコ
9月15日(月)●0ー3 カナダ
9月17日(水)○3-0 リビア
■決勝トーナメント
9月20日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
9月21日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
9月22日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
9月23日(火)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
9月24日(水)準々決勝 2試合
9月25日(木)準々決勝 2試合
9月27日(土)準決勝 2試合
9月28日(日)3位決定戦、決勝