石川県の「評価問題」という取り組みをご存知でしょうか。毎年12月に小学5年生と中学2年生に対し実施されるもので、県の学力テストをもとに教員の指導方法を確認するため、各市や町の要望で実施するもので、県の教育委員会が問題を作成します。この県の評価問題が、2023年4月に実施される全国学力テストの事前練習の意味合いが強いとして、県教職員組合の関連団体が県教育委員会に対し実施に抗議する声明を出しました。
2022年4月に実施された全国学力テストをめぐっては、県教職員組合の実態調査で県内の7割の小中学校で行き過ぎた事前対策が行われていたことが指摘されています。
県教組の研究機関であるいしかわ教育総合研究所の声明では、全国学力テストは過度な事前対策により競争的な環境をもたらすこと。
また、12月に中学2年生と小学5年生に行う県の「評価問題」は翌年4月の全国学力テストの事前練習になっていて、その結果の分析は教職員への負担も大きいとしています。
これに対し県教委は、過去の全国学力テストや県独自のテストの問題も参考に作成しているものの、指導力の改善につなげるため不十分なところを確認するもので、学力テストの事前練習には当たらないとしています。
注目の記事
【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち
