■「クマの沼にはまった」秋田県の女性専門職員
秋田県では2020年4月、初めての「野生動物の専門知識を持つ職員」として、近藤麻実さんを採用しました。
近藤さんは三重県出身で、もともとはジャングルに生息するような海外の野生動物に興味を持っていたといいますが、進学した大学で唯一野生動物に関わるサークルだった「ツキノワグマ研究会」に入ったところ、「クマの沼にはまった」そうです。
山の中に自動撮影カメラを設置し、カメラの前を歩くクマの撮影に成功したとき、「こんなに大きい動物が、生き生きと動いてるんだ」と感動を覚えたといいます。
大学院まで進んでから、北海道の研究機関に9年間勤務し、主にヒグマを担当していました。