サッカーJ3、2年目のシーズンを9位の成績で終えたテゲバジャーロ宮崎。今シーズンの戦いを振り返ります。
10試合連続勝ち星なし サポーターに苦しい時期を助けられた
J3に昇格して2年目のシーズンに臨んだテゲバジャーロ宮崎。
前のシーズンから選手の半分が入れ替わり、新星テゲバとしてスタートを切りました。
開幕戦を白星発進したテゲバジャーロでしたが、第12節以降は、10試合連続で勝利がない苦しい時期が続きます。
そうした中で、選手たちの力になったのはサポーターの存在。
(テゲバジャーロ宮崎 代 健司キャプテン)
「(サポーターが)僕たちと共に苦しんでくれたし、一緒に涙してくれたし、そういった人たちがいるのは心強く貴重なことでもあるので、本当に苦しい時期に助けられた」

工藤壮人選手との突然の別れ
勝てない時期から抜け出した矢先、チームに待っていたのはあまりにも突然の別れでした。
工藤壮人選手、永眠。
元日本代表で、今シーズンからテゲバジャーロでプレーしていた工藤壮人選手。
周囲から慕われるチームの頼れる存在でした。

選手たちは工藤選手の思いも背負い奮闘。
ホーム最終戦では、強豪・松本山雅を相手に4対1と快勝しました。
(テゲバジャーロ宮崎 代 健司キャプテン)
「最後皆さんと笑顔で終われてとてもよかった。この場にいたかったであろう男が空から見てくれていたと思うのでありがとうという思いを伝えた」
2年目9位 サポーターは
テゲバジャーロは、4連勝でシーズンを締めくくり、J3、2年目は9位でした。
(サポーター)
「工藤選手が亡くなってから、より一層まとまりを感じて、すごく感動した」
「明日からも頑張ろうという気持ちになる、そんな試合をいつも見せてくれるのでそういった所を魅力として、いつも応援している」
「テゲバ大好きー!」


J2昇格への課題に二村社長は
今シーズンの、ホーム戦の平均観客数はおよそ1300人で、サポーターが増加しているテゲバジャーロ。
一方、さらなる上のステージJ2への昇格には、さまざまな課題もあります。
まず順位は2位以内に入ることが条件。
さらに、基準を満たすスタジアムの整備などに取り組み、J2クラブライセンスを取得する必要があります。


(テゲバジャーロ宮崎 二村恵太社長)
「来シーズンは何としても昇格を目指すような、まだクラブとしては整っていないところもあるが、そこを成し遂げて昇格を目指せるシーズンにしていきたい」

J3、3年目を迎える来シーズン。
さらなる飛躍の年にできるか勝負の1年となりそうです。
(テゲバジャーロ宮崎 二村恵太社長)
「(来シーズンも)沢山の方にユニリーバスタジアム新富に来てもらって、選手たちを後押し、一緒に戦ってもらえたらなと思う」

※MRTテレビ「Check!」11月29日(火)放送分から