発生件数は1位は「一戸建て住宅」しかし、中高層の集合住宅でも…

南波キャスター:
バッテリーの盗難の被害は、約7割が住宅の敷地内。集合住宅も含めた中でも「一戸建て住宅」でのケースが1番多く、発生件数は101件になっています。(警視庁HPより 令和6年 生活安全総務課手集計)

鍵の付けっ放しの場合に盗まれることが多いということです。

【施錠状況と被害場所との関係】
・一戸建て住宅
鍵の付けっ放し:63件
施錠あり 他:38件
(警視庁HPより 令和6年 生活安全総務課手集計)

元埼玉県警の刑事・佐々木さんは「窃盗犯は『うっかり』を狙っている。自宅は盗まれるという認識がうすく、気が緩みやすい」としています。

電動バッテリー付き自転車は、自転車本体とバッテリーとで、鍵が共有になっているものが多いため、鍵を付けっ放しにしてしまうと盗まれる可能性が高まるということです。

また、一戸建ての住宅以外でも、4階建て以上中高層集合住宅で外に自転車置き場があるパターンですと、鍵の付けっ放しと施錠あり他の件数はあまり変わらなくなっています。つまり、施錠していても盗難が多いということです。

【施錠状況と被害場所との関係】
・4階建て以上中高層集合住宅
鍵の付けっ放し:41件
施錠あり 他:45件
(警視庁HPより 令和6年 生活安全総務課手集計)

元埼玉県警の刑事・佐々木さんは、「大量の自転車が停められていて標的になりやすい。鍵を開けるための工具を持ってきているのでは」とみています。