青森県内の農地で、全体の3割あまりが10年後の担い手が決まっていないことが農林水産省のまとめでわかりました。

農水省は、将来の農地の利用を明確にするために全国の市町村に地域計画をつくることを求めていて、今回初めて10年後の担い手が決まっていない農地を都道府県別に公表しました。

青森県は4万9000ヘクタール、率にすれば全体の32.2%で東北では福島・岩手に次いで高くなっています。

一方で、県内の新規就農者数は昨年度は310人で、1988年度に調査を始めてから最も多くなりました。

県は「野菜やリンゴなどで新規就農者の確保・育成に力を入れていきたい」としています。