仙台市内のスポーツ施設から車止めのポールを盗んだとして9月11日に逮捕された男が、仙台市などで相次いでいる同様の窃盗事件への関与をほのめかす供述を始めたことが分かりました。
また、男は犯行後すぐ複数の業者にポールを売って金に換えていたと見られています。

窃盗の疑いで逮捕された会社員の男(57)の身柄は、9月12日の朝に仙台地方検察庁に送られました。

警察によりますと、男は8月12日夕方から13日朝までに宮城野区のスポーツ施設に設置されたステンレス製の車止めポールなど時価6万7000円相当を盗んだ疑いがもたれています。

仙台市や富谷市では2025年6月以降、公園などに設置された車止めポールが相次いで盗まれていて、これまでに118本の被害が確認されています。

男はこれまで容疑を否認していましたが、その後の警察の調べに対し今回の容疑に加え、一連の窃盗事件への関与もほのめかす供述を始めたことが新たに分かりました。
また、男は犯行後、日にちを置かず、すぐに宮城県内の複数の買い取り業者にポールを売って金に換えていたと見られています。
警察は、男が転売目的で窃盗を繰り返していたとみて裏付け捜査を進めています。