複数の部下に対して休暇中に電話をかけて長時間にわたり指導したり、故意にほかの隊員の前で指導したりするなどの不適切な指導を日常的に行い、部下に精神的な苦痛を与えたとして、陸上自衛隊の西部方面隊に所属する50代の陸曹長が停職25日の懲戒処分となりました。
12日付で停職25日の懲戒処分を受けたのは陸上自衛隊の西部方面隊・西部方面システム通信群に所属する50代の陸曹長です。
陸上自衛隊福岡駐屯地によりますと、50代の陸曹長は2020年12月ごろから2024年7月ごろまでの間、5人の部下に対して
・故意にほかの隊員の前で指導する
・休暇中に電話をかけ、長時間にわたり指導する
・一度指導を終えたことを再びしつこく指導する
などの不適切な指導を日常的に行い、部下に精神的な苦痛を与え、職場環境を悪化させました。
2024年7月に部下の1人が申し出て発覚。
聞き取りに対し50代の陸曹長は「後輩育成のためだった」などと話しているということです。
西部方面システム通信群は「今後、再発防止に向け教育指導を徹底し、健全な部隊を育成すべく万全を尽くしていく所存です」とコメントしています。