万博の閉幕まで残り約1か月。交通の混雑を避けるため、時差出勤などを強く呼びかけることが決まりました。

 11日、大阪・関西万博の会期終盤に向けた交通の混雑対策を話し合う会議。大阪府などは今年6月と8月、万博の来場者と通勤客で大阪メトロ中央線が混雑しないようにするため、沿線の企業などに対して時差出勤やテレワークに取り組むよう呼びかけました。その結果、中央線の混雑率は最も混雑が予想される弁天町~朝潮橋の区間で、呼びかけを始める前と比べて14%~19%低くなったということで、一定の効果があったとしています。

 万博の閉幕まで1か月を切ると「駆け込みによりさらに来場者が増える見込み」だということです。11日の会議では大阪メトロの駅に貼られるポスターに加え、新たにテレビCMを流すことにより時差出勤やテレワークの必要性をより広く周知することが確認されました。