札幌市東区にある陸上自衛隊丘珠駐屯地に所属する自衛官が後輩に対し平手打ちの暴行を加えたとして停職の懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは、陸上自衛隊北部方面航空隊、丘珠駐屯地に所属する55歳の陸曹長です。

陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市東区)

 丘珠駐屯地によりますと陸曹長は、去年5月30日、演習中に指導していた後輩自衛官に対し顔を平手打ちする暴行を加えました。

被害に遭った後輩自衛官が、4日後に部隊に報告し判明しました。

陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市東区)

 部隊は陸曹長に事情を聴くなどして経緯を調べ、暴行から1年以上が経った9月11日、陸曹長を停職6日の懲戒処分としました。

処分について55歳の陸曹長は「指導をしていて感情的になってしまった。深く反省している」と話しているということです。

この陸曹長による他の後輩に対する暴行などは、確認されていないということです。

陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市東区)

 北部方面航空隊本部付隊長の笹島秀仁3等陸佐は「隊員に対する指導を改めて徹底し、再発防止に務めていく」とコメントしています。