大分県の日田玖珠広域消防組合は、25年間使用してきた消防車をインターネットオークションに出品しました。

「KSI官公庁オークション」に出品されたのは、日田玖珠広域消防組合所属の総排気量4570ccのポンプ車です。車体はいすゞ製で、初年度登録は1999年。燃料は軽油、ミッションはマニュアルです。最低落札価格は10万円に設定されています。

このポンプ車は、25年間にわたり現場で活躍してきましたが、老朽化のためオークションに出品されることになり、現在は日田消防署で展示されています。

(足立健一消防長)「吸管を使って水を吸い上げ、放水するというシステムの車両としての役目を終えた。ご苦労さんと言いたい」

消防組合はこれまでにも、はしご車や救急車など計6台をオークションに出品しており、いずれも落札されています。過去最高落札額は、2022年に出品した救急車の約361万円でした。

(足立健一消防長)「大事に取り扱ってきたので、引き続き大切に使ってほしい」

オークションの参加申し込みは9月29日まで受け付けていて、入札は10月14日から2日間行われます。