日本最大の発電事業者「JERA」は、アメリカのアラスカ州でLNG=液化天然ガスの開発を進めるアメリカ企業に対し、調達への関心を表明したと明らかにしました。
アメリカ・アラスカ州でのLNG開発をめぐっては、日米の関税合意を受けて日米両政府が発表した共同声明の中で「アラスカ産LNGの新たな購入契約を追求する」と明記されていて、日本企業の動向が焦点となっています。
こうしたなか「JERA」は10日、アラスカ州でLNG開発を進めるアメリカ企業「グレンファーン」と、LNG調達への関心を表明する意向表明書を結んだと発表しました。
グレンファーンによりますと、購入量は年間100万トン以上で、20年以上の長期契約となる見通しだということです。
JERAが最終的な調達契約を結ぶかは、今後、グレンファーンによる開発状況などを見極めたうえで判断します。
JERAによる発表について、アメリカのエネルギー省のライト長官は「アラスカLNGプロジェクトにとって新しく、重要な前進だ」とコメントしました。
アラスカから日本へのLNG輸入は、地理的に近いことなどから日本にとってLNGの安定調達につながる可能性がある一方、アラスカでの開発には総額6兆円以上の費用がかかるとされ、事業として採算があわないのではないかと疑問視する声も広がっています。
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