こども家庭庁は、親などから虐待を受けて死亡した子どもが、2023年度、心中によるものも含めて65人だったと発表しました。

こども家庭庁の調査によりますと、親などから虐待を受けて死亡した子どもは2023年度、心中によるものも含めて0歳から11歳の65人に上ったということです。

心中以外の虐待を受けて死亡した子どもは48人で、このうち0歳児が33人と7割ほどを占め、過去最も高い割合となっています。

死亡した0歳児のおよそ半数が生後24時間のうちに死亡していて、こども家庭庁は「予期せぬ妊娠による場合が多く、妊婦検診を受けていない人や母子手帳を持っていない人など地域や関係機関との関わりがないケースがほとんどだった」などと分析しています。

こども家庭庁は今後、行政と民間の相談窓口を一元的にまとめた情報サイトを年内にも立ち上げる方針です。