陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練が始まりました。これを受け、熊本県山都町の住民グループが訓練の中止を求め抗議文を提出しました。

9月11日午前、陸上自衛隊大矢野原演習場の入口では山都町の住民グループが陸上自衛隊宛てに抗議文を提出しました。

山都町の住民グループ 田上博之さん「自衛隊を米国の軍事戦略に組み込んで戦争のできる軍隊に仕立て上げるためのものであり断固反対」

11日に始まった日米共同訓練は、国内の島への侵攻に備える想定で、9月25日までの期間中に熊本の健軍駐屯地や高遊原分屯地、大矢野原演習場でも行われる予定です。

訓練は日米合わせて1万9000人が参加する大規模なもので、住民グループは今回の訓練は国際社会の軍事情勢を刺激するものだと非難し、訓練の中止を求めています。