飯山市の土木工事業者・常盤組が9月3日、長野地裁から破産開始決定を受けました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、常盤組は1965年創業で、地元では老舗の土木工事業者として知られ、飯山市周辺の建設業者の下請け工事や市の公共工事を手掛け、1994年6月期のピーク時には1億4800万円の完工高を計上していました。
平成の中期までは1億円台の年商規模を維持してきたものの、地元工事の冷え込みもあって事業規模は徐々に縮小を余儀なくされ、2024年6月期には物価高に人手不足が重なり、完工高は2100万まで半減していました。
人手不足を背景に業況が好転する要因も乏しく、代表の体調不良も重なって、6月19日をもって事業の継続を断念していました。
負債の総額は約2164万円だということです。