裾野市民文化センター(静岡県裾野市)で起きたスプリンクラー事故で、裾野市が立ち上げた事故調査委が11月28日、初の会合を開きました。今回の事故が設備上の問題で発生したのかを調査するのが使命です。
<中西結香記者>
「いま、委員長が被害のあった裾野市民文化センターの大ホールに入ります。これから初会合が開かれます」
スプリンクラー事故・調査委の初会合では、委員長の近藤淳静岡大学工学部教授が事故の起きたホールを訪れ、スプリンクラーの構造などを確認。ほかの委員3人はWEBで出席しました。
この事故は2022年9月、市民文化センターで突然スプリンクラーが作動して、5人がけがをし、楽器には深刻な被害が出ました。コンサートを控えていた楽団「シンフォニエッタ静岡」は、楽器100点以上が破損。中には、修理に100万円以上かかるものもあると訴えています。
裾野市も、グランドピアノや音響機器など1億5900万円もの被害が出たとしています。舞台上のスプリンクラーは、レバーによる手動操作でのみ作動する仕組みで、これまでの調査では、異常や故障は見つかっていません。
<スプリンクラー事故調査委 近藤淳委員長>
「事故の原因が施設の設置瑕疵や設備の故障によるものなのかを、関係者の協力を得た上で、技術的、学術的な見地から客観的に検証し、委員会として見解を導き出す」
事故調査委は自らの役割について、事故が設備上の問題で起きたのかを調査することと確認。2022年度中に報告書をまとめる方針です。また、裾野市は何者かが故意に作動した可能性を否定できないとしていて、その点は警察に調査を委ねています。
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