福島市の先達山で開発が進むメガソーラーについて、市民団体は大規模な盛り土による造成などの問題点を指摘し、工事や調査のあり方を見直すよう提言しました。
福島市の先達山で進むメガソーラーの開発工事は、災害の危険性や景観の悪化を指摘する声があがっています。こうした中、市民や専門家でつくる市民団体「先達山を注視する会」は、2日、県に対して緑化や工事の安全性が確保されるまで、工事完了の確認を先送りするよう要望書を提出しました。
団体は9日、報告会を開き、有識者が、現場では現在の法律では規制の対象となる高さの盛り土で造成が行われ、土砂崩れのおそれがあることなどを指摘しました。また、現場の状況の再確認に加え、盛り土の安定性に関する解析調査を30年にわたって行うことなどを提言しました。
