金箔で彩る工芸品はコスト高騰「できるだけ使う量を少なく・・・」

一方、金の高騰が続いている状況に頭を悩ませているというのが、八女市の漆工房。

商品を見てみると、アクセサーを華やかに彩っているのは・・・金
プレートのワンポイントで光っているのも・・・金
実は漆の工芸品に、金は欠かすことができない存在なんです。

そして、最も金を使うのが仏壇。金箔が至る所に張られています。
こちらの工房では、年間で約50グラムの金箔を使用。
金の価格が上がっているため、作業の方法を変えざるを得ないと言います。

漆工房岩弥 近松敏夫 代表「(金箔を)以前は結構いっぱい使ってたんですけど、今は重なる部分を極力少なくしています。昔は重なる部分が多くても仕事が早く終わった方が作業効率がいいので。今は金が高いので、作業は遅くなるけど金の使う量を少なくするように(しています)」