愛媛県内の観光地やゴルフ場が韓国人の旅行客で賑わいを見せる中、松山空港と韓国のプサンを結ぶ定期路線が、来月から増便され毎日運航されることになりました。

韓国の航空会社、エアプサンが運航する松山ープサン線は、現在、水曜、金曜、日曜の週3往復運航していて、インバウンドの利用が好調で搭乗率は、およそ8割から9割で推移しています。

中村知事は9日の会見で松山ープサン線について、来月1日から月曜を除く週6往復に増便され、来月26日からは毎日運航されるようになることを明らかにし、観光PRを強化する方針を示しました。

(中村時広知事)
「東予・中予・南予・全県下でのコンテンツの紹介が、カギを握ってくるのは間違いないと思っている」
「リピーターの確保=安定した搭乗率にもつながってくるので、全県下のプロモーションの展開には力をいれていきたい」

使用する機材は、現在と同じ220人乗りで、民間のシンクタンクによる調査で、松山ープサン線が毎日運航されることによる経済効果は、41億9300万円に上るということです。

このほか、来月26日からの冬ダイヤの期間中、松山空港の国際線は、ソウル線が1日2往復、台北線が週3往復、それぞれ運航を継続する一方、上海線は、運休することが決まっています。

いずれの路線もインバウンド客が乗客の7、8割を占めているということで、県は、アウトバウンドについても利用促進を図る方針です。