石破総理の総裁辞任表明を受け、北朝鮮による拉致被害者、市川修一さんの兄・健一さんは、「何も進展がなかった」と落胆の言葉を口にしました。
(拉致被害者家族・市川健一さん)「突然(テレビで)テロップが流れてびっくりした」
石破総理はきのう7日の会見で、拉致問題について「結果を出すことができず、痛恨の極みだ」と述べました。
拉致被害者、市川修一さんの兄・健一さんは8日、MBCの取材に対し、「進展がなかった」と落胆の言葉を口にしました。
(市川健一さん)「石破政権になって、拉致問題が少しでも進展しないかなと希望はあったが、何も進展がない」
拉致被害者5人の帰国につながった日朝首脳会談から今月17日で23年。事態の進展には、国のトップ同士の話し合いが重要だと訴えます。
(市川健一さん)「誰が次に総理になったとしても、拉致問題解決のためにしっかりと取り組んでもらい、全員救出のために動いてほしい。日朝首脳会談を実現してほしい。会ってみてほしい。それがないと進展がないと思う」