小学校のグラインドにプール約2杯分の雨水が貯められる?

(庄内川河川事務所 山田哲士副所長)
「元々、県道枇杷島橋がここに架かっていた。仮設橋という橋を架け替えて、交通はこちらを通ってもらっている」

2021年からは橋の架け替え工事が始まりました。工事が終わると川幅は40m広がるほか、すでに70センチほど下がった水位は、さらに下がる見通しです。こうした中、新たな備えは清須市内の小学校にも。

(清須市 危機管理部・飯田英晴部長)
「ここがグラウンドの表面だったけど、土を掘り下げることによって、水がたまるように」

古城交差点からすぐ近くのこの小学校の校庭は2018年、800立方メートル=小学校のプール約2杯分の雨水が貯められるように整備されました。雨水を外に逃がさず「川に負担をかけない」対策です。

(名古屋大学 田代喬特任教授)
「800立方メートルというのは、そんなに多くはないと思うが、こういう場所が何か所もあれば、川に入ってくる水が少なくなったり(水が)入ってくるスピードが遅くなったり、川の水位を下げるのに役立つ」