決壊すると…名古屋駅は最大3m浸水想定
堤防が決壊した新川の水は勢いよく街の中に。新川は江戸時代に作られた人工の河川で、庄内川が増水すると、その水を流す構造をもっています。
そのため、庄内川の洪水対策が集中的に進められてきました。いまだに工事が続く場所には、地形の特徴が。

(名古屋大学 田代喬特任教授)
「昔は橋を渡すときにできるだけ効率のいいように、川幅が狭い、谷幅が狭まっているところを選んで橋をかけてきた。この辺りに橋が集中しているということは、それだけ川幅が狭まっている、いわゆる狭窄部(きょうさくぶ)になっている」
清須市と名古屋市にかかる県道、JR、新幹線の3本の橋。当時、庄内川は橋のすぐ近くまで水位が上がっていました。


実はこの場所は名古屋駅にも近く、左岸が決壊すると、名古屋駅は最大で3m浸水する想定になっています。