夏の大会を悔しい結果で終えた藤森選手ですが、馬淵監督は先を見据えていました。
▼明徳義塾高校 馬淵史郎監督(2025年8月29日取材)
「夏の大会を終えて、藤森は北海道に帰省していました。でも『日本代表に選ばれるだろうから練習はしておけよ』と伝えていました。地元で練習する場所を見つけて帰省中も練習していたみたいですけどね。こっち(高知)に戻ってきてからもしっかり練習していますよ」
そして先月23日(土)、藤森選手はU-18野球ワールドカップの日本代表に選出されました。
以前、U-18日本代表の監督も務めていた馬淵監督は、藤森選手の侍ジャパンでのユーティリティーな選手としての活躍を期待しています。
▼明徳義塾高校 馬淵史郎監督(2025年8月29日取材)
「20人しか選ばれないから、ユーティリティーな選手は必要になってくる。藤森はキャッチャーとして選ばれているけど、外野もできるからその点は貴重な存在になってくる。ただ、ずっと先発出場というのはないだろうから、与えられた機会でしっかり結果を残すのが重要になってくる。日の丸をつけてやるのはすごいこと。一生懸命やってほしい」
藤森選手は、8月31日(日)の大学日本代表との壮行試合でタイムリーヒットを含む2安打、沖縄県高校選抜との壮行試合では3安打を放つなど2試合とも先発出場し結果を残しました。
そして5日行われたU-18野球ワールドカップの初戦、イタリア戦にも2番レフトで先発出場。
1-1の同点で迎えた6回、2アウト満塁で藤森選手が放ったピッチャーゴロがエラーとなり、ランナーが全員生還しました。
試合はこのまま4-1で日本が勝利。藤森選手にヒットはありませんでしたが、藤森選手のあたりが日本の勝利を呼び込みました。
高知の最強打者から日本の強打者へ。藤森選手の侍ジャパンでの戦いぶりに注目です!