国立天文台によりますと、9月8日(月)の未明から明け方にかけて、皆既月食が観測されます。今回はおよそ3年ぶりに日本全国でみられるということです。

皆既月食とは

「月食」は、地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象です。

国立天文台HPより


地球の影には「本影(太陽光がほぼさえぎられた濃い影)」と「半影(本影を虜囲む薄い影)」の2種類があり、今回は「本影食」となります。そして月の全てが本影に入り込む現象が「皆既食」になります。

皆既食中には、月が本影の中に完全に入り込みます。皆既食中の月は真っ暗になって見えなくなるわけではなく「赤銅色」と呼ばれる赤黒い色に見えます。

今回は何時から始まる?

9月8日(月)南西から西の空
午前1時27分…部分食の始まり
午前2時30分…皆既食の始まり
午前3時12分…食の最大
午前3時53分…皆既食の終わり
午前4時57分…部分食の終わり

国立天文台HPより

      
長野県内の天気予報は前線が近づく北部では雲が広がるところがあるものの、晴れ間の出るエリアが多く、見られるチャンスがありそうです。