鳥取県西部の3つの町にまたがる風力発電所事業について、5日、建設予定地に含まれる伯耆町の3つの自治会が、町に建設に賛成するよう要望書を提出しました。
伯耆町下代自治会 田邊仁朗 班長
「自治会にて協議を重ねた結果としてこの事業への賛同をしました」
5日、伯耆町の3つの自治会が小澤町長に対し、風力発電事業について賛成するよう要望書を提出しました。
この風力発電所の建設は、東京に本社がある「日本風力エネルギー」が進めていて、日野町、江府町、伯耆町にまたがる山を中心に風車を22基設置し、2030年に稼働させる
方針を示しています。
7年前から計画されているこの事業について、地域にはインフラの整備や雇用の創出といったメリットがある一方で、江府町は土砂災害の懸念がぬぐえないなどの理由ですでに反対する方針を決めています。
伯耆町下代自治会 田邊仁朗 班長
「風力を建てるにあたってはもしかしたら良い公共的な道ができるというのも考えられないわけでない。町が潤ってくれればそれが少しでも還元されると思う」
伯耆町では9日に住民説明会が開かれる予定となっていて、住民の意向を踏まえて、議会終了後、速やかに伯耆町としての意向を表明したいとしています。