県議会は5日開会し、塩田知事はアメリカの関税引き上げへの対策支援など、総額52億円あまりの補正予算案を提案しました。
(塩田知事)「米国は本県農林水産物の輸出額の半分を占める最大の輸出国であり、本県にも大きな影響が生じることが懸念される」
補正予算案には、アメリカの関税引きあげへの対策として、加工食品の輸出先の販路拡大の支援におよそ5000万円。水産物の輸出が停滞した場合、事業者の負担を軽減する事業におよそ3500万円など、5つの事業におよそ1億6000万円が盛り込まれました。
(塩田知事)「新たな市場として有望な中東や東南アジアに向けた販路開拓の取り組み、および詳細な市場調査の実施に必要な経費を計上」
このほか、鹿児島県がドルフィンポート跡地に計画する新たな総合体育館について、8人の専門家で構成される設計審査会を、今月末をめどに開催することを明らかにしました。