東北電力は4日、東通原発の安全対策工事の完了時期の公表を延期したことについて、東通村議会全員協議会で陳謝しました。

東北電力 青木宏昭 原子力本部長
「昨年4月同様、具体的な工程をお示しできない状況となったことにつきまして、当社といたしまして、大変重く受け止めております」

青森県東通村の村議会全員協議会では、東北電力の青木宏昭 原子力本部長が工事計画の変更を陳謝しました。

東通原発は、2011年の定期検査から運転停止が続くなか、再稼働に必要となる安全対策工事の完了時期の発表を9月末から再来年2027年3月末まで延期しました。

これに対し、議員からは「地域住民はがっかりしている」などとして早期の対応を求める声が上がりました。

東北電力は、工事を進めるとともに国の規制基準への適合審査に関わる人員を増やすなど、体制を強化するとしています。