福島第一原発の処理水の海への放出を受けて、空になったタンクの解体が一部のエリアで完了しました。

福島第一原発では、処理水を保管しているタンクが1000基ほどあり、東京電力では、おととし8月から処理水の海洋放出を行っています。それに伴い、東電は、今年2月から空になった溶接型タンクの解体を始め、3日、12基のタンクがあったエリアで解体が完了したと発表しました。これで解体予定の溶接型のタンクは、残り1030基となりました。

次の解体は再度浄化処理が必要な「処理途上水」を保管している9基のタンクが対象で、途上水を移送したうえで今年度中に解体を始める予定です。