再稼働に必要な工事の工程発表が延期された「東通原発」についてです。今後の工期に遅れが出ないよう、東北電力は、原子力規制委員会による東通原発の審査に対応する人員を増やす方針を示しました。

東北電力は、東通原発の安全対策工事が完了する時期の発表を9月末から再来年2027年3月末までに延期することを決めています。

原発の再稼働には、工事の完成とともに原子力規制委員会による審査に合格する必要があります。このため、東北電力青森支店の下屋敷聡 支店長は、審査に対応する人員を増やす考えを示しました。

東北電力青森支店 下屋敷 聡 支店長
「現在審査を進めている人員を女川原発での審査を経験した人間や、プラントメーカーの専門家なども入っていただいて、人員増強をはかってまいりたい」

東北電力は原発を巡る今後の対応について、地元では明日4日の村議会で説明する方針です。