増え続ける電話でお金詐欺の被害防止や、飲酒運転の撲滅に繋げようと、飯田警察署が、お笑い芸人「日本エレキテル連合」を使ったポスターやチラシを作りました。
作成されたのは、A2版のポスター3種類と、それをA4サイズにした3種類のチラシで、飯伊交通安全協会と飯田地区防犯協会連合会と共同で作りました。

いずれも日本エレキテル連合の2人が、2014年の流行語大賞にもなった「ダメよ~ダメダメ」のフレーズを使って、電話でお金詐欺と、SNS型投資詐欺の被害防止、それに飲酒運転の撲滅を訴えています。
日本エレキテル連合を起用したことについて、飯田警察署は、幅広い年齢層に認知されているほか、キャラクターの容貌にインパクトがあって目を引くことに加え、「ダメよ~ダメダメ」のフレーズも啓発に活用しやすく、日本エレキテル連合を知らない世代にも訴える力があるためとしています。
ポスターはそれぞれ30枚作り、警察施設のほか、管内のコンビニエンスストアや飲食店に掲示してもらうほか、チラシは300枚ずつ作って、街頭での啓発活動などで配ることにしています。

飯田警察署によりますと、管内で今年に入って8月末までに起きた電話でお金詐欺とSNS型投資詐欺は合わせて29件で、被害額は1億7279万円余りに上っていて、2024年の同じ時期に比べ、件数で10件、被害額は4724万円余り増えています。