大分県の最低賃金を話し合う審議会が2日開催されましたが、結論は持ち越しとなりました。
審議会は労働者と経営者の代表ら15人で構成され、最低賃金の引き上げについて意見を交わしました。最低賃金はすべての働く人に適用され、毎年見直していて都道府県ごとに金額は異なります。
県内の最低賃金は954円で、この2年間で100円アップ。国の中央審議会が示した今年度の引き上げ目安額の64円に引き上げられると、県内では初めて1000円を超えることになります。

6回目となった2日の会合でも引き上げを求める労働者側と経営への影響を懸念する経営者側で折り合いはつかず、結論は持ち越しとなりました。
平成以降初めて9月にずれこむ異例の事態となっています。会合は4日も開かれる予定です。