警察からの要請を受けて、「事件の捜査」や「行方不明者の捜索」にあたる嘱託警察犬の指導手として、15年間に渡って尽力した男性に感謝状が贈られました。

2日に青森南警察署を訪れたのは、嘱託警察犬の「もみじ」と青森市浪岡に住む、指導手の岩本良ニさん(75)です。

嘱託警察犬は、警察の要請に応じて「事件の捜査」や「行方不明者の捜索」にあたる民間で飼育されたイヌで、岩本さんは2011年に県警の嘱託警察犬指導手となって以降、5頭のイヌを育成し、活動してきました。

2日は、15年間にわたる功労への感謝として東北管区警察局長の感謝状が岩本さんに贈られました。

嘱託警察犬指導手 岩本良ニさん
「周りの人たちの支援のおかげだと思っている。長く続けられたことは。一番感謝しなくちゃいけないのはイヌたち(飼育した嘱託警察犬)ですね」

岩本さんが育成してきた嘱託警察犬は、何度も行方不明者を発見してきました。これからも経験を生かして、役割を全うしていきたいとしています。

嘱託警察犬指導手 岩本良ニさん
「イヌがミスをするということはほとんどない。問題はハンドラー、指導手です。風上から行って(行方不明者の)においをキャッチできなくて、すぐそばにいたのに気がつかなかったこともあった。そういう時は悔しい」

岩本さんは今後も活動を続けながら、後進の育成に努めるとしています。