新浪氏は関西経済界の“精神的支柱”
改めて新浪剛史氏はどういった人物なのか。これまでの経歴をみていきます。
・1981年 三菱商事 入社
・2002年 ローソン 社長就任
・2014年 サントリーHDの社長に創業家以外で初めて就任
・2023年~ 経済同友会 代表幹事
・2025年3月~ サントリーHD 会長
MBSで経済キャップを長年務め、新浪氏への取材経験もある中村真千子記者は、新浪氏の経済界における存在について「かなり大きい」と話します。
(中村真千子記者)「関西の財界の人と電話で話したところ、精神的支柱という言い方をされていました。本当の意味での経営者ということをお互い経営者でありながら思っていたところもあったと。財政諮問会議の民間のメンバーを務めた経験もあって、社会的に発言力・影響力も大きく、経済界の意見を政府に反映させる立場でも動いてきた人なので、かなりショックを受けているというか、びっくりしたと話していました」
(中村真千子記者)「ただ、結果を待たずに辞任した点については『新浪さんらしい』という言い方をしていました。ふだんから物事をきっちり白黒つけて発信する人でもあったので、自分の行動に対しての責任は自分の中で決めて、相談した上で、幕を閉じたんじゃないかなということを話していました」
今後の動きについて川崎弁護士は、「何があったのかというところについては、会社としても調査をする可能性もあるので、捜査がどうなるのかも含めて注目される」と述べています。