動物保護の観点でいうと…キリンと同じ扱い
(若狭敬一アナウンサー)
「ワシントン条約での扱い次第で、今後ウナギはどうなっていくんでしょうか」
(大石)
「ウナギって高いイメージがありますよね。ワシントン条約で規制が強まれば、輸入量が減って価格がもっと高くなる可能性も十分考えられます。ではそのワシントン条約を紐解いていきましょう」

「ワシントン条約は規制の強弱によってこの3つの段階に分類されます。今回、ウナギは2番目に入る可能性が指摘されています。商業目的の貿易禁止まではいかないんですが、動物保護の観点でいうとキリンなどと同じ扱いということになります。
実はヨーロッパウナギは、もう2番目に分類されているんです。ただニホンウナギなど他のウナギの全種類はここに入っていなかったんですが、入る可能性があるんです。そうなると科学的助言などに基づく輸出許可証が必要になるので、相手国の許可証がないと輸入できなくなるということになります」
