犯罪や非行をした人たちの社会復帰を支える「保護司」として、青森県内で新たに15人が任命されました。高齢化が進むなか、担い手不足の解消が課題となっています。
「保護司」は、犯罪や非行をした人が刑務所や少年院から社会復帰するさいに、釈放後の住まいや就職先の相談などに応じる民間のボランティアです。
県内では2日、新たに30代~70代の男女15人が保護司に任命され、青森保護観察所の正木勉 所長から委嘱状を受け取りました。
青森保護観察所によりますと、県内の保護司の数は今回の15人を含めて566人で、630人の定員に対する充足率は89.8%となりました。
一方で平均年齢は64.6歳で、全体の約7割が60歳以上となっていて、高齢化が課題となっています。
新たに保護司に委嘱 川上敦史さん
「今世界的にも注目されている『保護司』という仕事に対して、しっかり世の中のために再犯防止に役に立てるようがんばっていきたい」
新任保護司は制度などについて研修を受け、2年の任期を務めます。